心を癒すお花について
四季のある国に暮らしていると、季節ごとに、その姿かたちや色、香りで、私たちを楽しませ、元気
づけ、癒してくれる草花たちとの出会いに恵まれます。
これは、そんな草花をこよなく愛する私がお届けするメッセージです。
ひっそりと咲く花 菫(スミレ)
我家の庭での、芝生や他の草花のかげのそこここに、ひっそりと咲くスミレの花❀。
うっかりしていると踏みつけてしまいそうなその花姿は、あくまでも控えめで奥ゆかしい…。
そして、ハート♡ 型をぐーーんと引き延ばしたような葉っぱも可愛い ♡
西洋では、バラ・ユリ・スミレは聖母に捧げられる花として、多くの花の中で特別に扱われています。
それは、バラは「美」、ユリは「威厳」、スミレは「謙虚」と「誠実」を表し、この3つを兼ね備えた人が、
理想の女性とされるから…だそうです。
かのナポレオン1世も大のスミレ好きで、妻ジョセフィーヌの誕生日にはこの花を送っていたそう❀

さて、“ スミレの花 ” と聞くと…やはり…
〝スミレのは~な~❀ さ~くころ~~・・・❀♪〟という宝塚歌劇団の歌を思い出す~♪
という方も少なくないのではないでしょうか。
この歌の原曲はシャンソンの 『 白いリラの咲く頃 』 ♪ (さらにその原曲もあるのですが…)
宝塚歌劇団の演出家 白井鐡造 さんが、パリに滞在していた時に出会ったこの歌を気に入
り、日本に持ち帰って自ら日本語の詞をつけて、舞台の主題歌として使ったのだそうです。
そこで純粋な疑問…なぜその時に『スミレ』になったのか・・・?
それは、当時はまだリラ(ライラック)が日本人にはあまりなじみがなかったから…だそう♪

写真は我家のスミレ❀
花色は白に刷毛で引いたような菫色のラインが数本…❀
1つひとつの花はひっそりと奥ゆかしいのですが、これだけ一斉に咲いてくれると存在感
ありますよね❀
我家でのスミレの咲く季節は、踏みつけてしまわないようにと、足元に細心の注意をはらう
頃でもあります❀❀