心を癒すお花について

四季のある国に暮らしていると、季節ごとに、その姿かたちや色、香りで、私たちを楽しませ、元気

づけ、癒してくれる草花たちとの出会いに恵まれます。

これは、そんな草花をこよなく愛する私がお届けするメッセージです。

傷心をなぐさめた花  都わすれ(ミヤコワスレ)

気が付くといつのまにか花を咲かせている、どこか儚げであくまでも優しい都わすれの花。…

山野に自生する〝ミヤマヨメナ〟をもとにした日本固有の園芸植物で、江戸時代にはすでに栽培・

改良が始まっていたそうです。

時は鎌倉時代、承久の乱に敗れて佐渡に流された順徳天皇が、荒れ果てた庭に咲く紫の野菊を

みつけ、「この花を見ていると、都への思いを忘れられる…。」と傷心をなぐさめた…という逸話から

〝都わすれ〟という名前が付けられたと言われています。

ですので、花言葉も 『 別れ 』 『 しばしの慰め 』 『 穏やかさ 』 『 短い恋 』 『 また逢う日まで 』…

など、ちょっと切なく寂しいものですね。

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華やか、豪華、個性的…そのどれにも当てはまらず、芳香もない。

花だけど 『 華がある 』 という言葉からも遠く、ほとんどその他大勢の部類に入る花…

都わすれはそんな花たちの仲間ですね。

でも、だからこそ、傷心の順徳天皇はその美しさに癒されたのではないでしょうか。

見る人に緊張感を与えず、自己主張ではなくあくまでも受容…そんな健気で優しい花

先日出逢った素敵な言葉 『 魅力に生きる 』 、そして〝美しさとは〟という事を、さりげなく

伝えてくれるように感じる都わすれの花…

ながめていると、なんとも穏やかな気持ちに包まれてきます…


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