心を癒すお花について
い四季のある国に暮らしていると、季節ごとに、その姿かたちや色、香りで、私たちを楽しませ、元気
づけ、癒してくれる草花たちとの出会いに恵まれます。
これは、そんな草花をこよなく愛する私がお届けするメッセージです。
『 ピーターラビット 』 のお薬の花 カモミール
なんとも可愛らしい花を咲かせるカモミール✿
古代エジプトでは、太陽神ラーに捧げる花としても使われたというこの花の名の語源は、
「 大地のリンゴ 」 という意味のギリシャ語ですが、その名の通りこの花にはリンゴのような
フルーティーな香りがあります。
カモミールは〝 万能のハーブ 〟と呼ばれ、たくさんの薬効があります。
その歴史は、今から約4000年以上前のバビロニアでにまでさかのぼると言われ、ヨーロッパ
で最も歴史のある民間薬として使われています。

現在では、乾燥させた花をハーブティーとしていただくのがメジャーでしょうか✿
もちろん、アロマテラピーでもカモミールの花から抽出したエッセンシャルオイルが使われます。
また、カモミールは、近くに生えている植物を健康にする働きがあると言われています。
ハーブティーなどで使用した後の花を土に埋め込んでも、効果があるそうですよ♪
カモミールは可憐な見かけによらず、実にたくましく、踏まれれば踏まれるほどよく育ちます!!
そんなところから花言葉には 「 逆境に耐える 」 「 逆境で生まれる力 」 というものがあります。
他には 「 清楚 」 「 あなたを癒す 」 「 親交 」 「 仲直り 」 …と花のイメージそのままですね✿

そして、カモミールで思い出すのは、ビアトリクス・ポターの童話 「 ピーターラビット 」 です✿✿
イギリス湖水地方の美しい自然のなか、いたずらっ子のうさぎ ピーター やその家族、仲間
を生き生きと描いた名作…✿
その中でお母さんが、ピーターにカモミールティーを作るシーンがあります。
はじめてこの本を読んだときから、カモミールティーに憧れ続けていた私…。
初めていただいた時には、自分がピーターになったような気がしたものでした^^!

庭から花を摘んできて、一枝かざってみたり、ハーブティーにしてみたり・・・♪
今でも憧れのピーターラビットの世界に、ちょっぴり近づけるハーブ 〝 カモミール 〟✿
可憐にしてたくましく、皆の役に立つ!!
見習いたいような花です ✿