心を癒すお花の話

四季のある国に暮らしていると、季節ごとに、その姿かたちや色、香りで、私たちを楽しませ、元気

づけ、癒してくれる草花たちとの出会いに恵まれます。

これは、そんな草花をこよなく愛する私がお届けするメッセージです。

あなたを信じる・・・  百日紅(サルスベリ)

『 散れば咲き 散れば咲きして 百日紅 』 と加賀千代女が詠んでいるように、夏から秋までの約

100日間、花を楽しめる百日紅✿  中国南部を原産とする夏を代表する花木のひとつで、唐の都

長安の宮廷にたくさん植えられていたそうです。

日本伝来の時期は、江戸時代に貝原益軒が編纂した 、生物学書であり農学書である「 大和本草 」

記載されているので、それ以前と思われるのですが、正確な時代はわからないそうです。

春に伸びた枝の先端に咲く花の花びらは6枚で、フチにはしっかりとしたカールがあり、ピンク・紅

・赤紫・白など、濃い緑に映える花色が夏の強い陽射しに映え、華やかな雰囲気を感じさせます。

大きくなりすぎないことから、街路樹にされることもあり、私の自宅近くの県道沿いも、百日紅の並

木になっていますよ。

また、幹の成長に伴って、古い樹皮のコルク層がはがれ落ち、新しいすべすべとした感触の樹皮

が表面にあらわれるので、木登り名人の猿でも滑ってしまいそう…ということで〝 サルスベリ 〟

と言われるのですが、実際には猿はスイスイとこの木も登ってしまいます ^^!

花言葉には 「 雄弁 」 「 愛嬌 」 などがありますが、枝先に群がるように咲く賑やかな咲きっぷ

りから、そのようにいわれるのかもしれませんね。  風が吹くと枝先が大きく揺れ動くのですが、

そんな姿をみていると、楽しげにおしゃべりしながら、大笑いしながら、街を闊歩している、そ

んな女子高校生のグループが思い浮かばされます ♪    

さて、花にまつわるエピソードには、悲劇・悲恋のものが多いのですが、百日紅もその例外では

ありません。 ここでは、そんな中国の言い伝えをご紹介いたします。

ある使命のもと旅を続けていた王子が、通りすがりの村で、竜神の生贄にされていた娘と出逢い

ました。 そして、彼女を救い出すために勇敢に戦い、見事竜神を退治したというのです。

そして2人は恋に落ちますが、王子は使命を終えるまでは旅を続けなければなりません。

そこで、100日後に必ず再会しようと約束して旅立っていきました。 しかし、使命を果たし戻る

と娘はすでに亡くなっており、埋葬された場所からこの木が生えて、いつまでも美しく咲き続けた

というのです。そこで、村人たちは、これは100日間恋人を待ち続けた娘の生まれ変わりに違

いないと考えて、この花を〝 百日紅 〟と名付けたというのです。

このエピソードに由来したものなのでしょうが、百日紅の花言葉には 「 あなたを信じる 」という

ものもあります。 「 あなたを信じる 」 ・・・心の底から 「 信じる 」 ・・・。

子育て、人育ての場面で、最も大切だと言われるこの 「 信じる 」 ということ ・・・ 言うは易し、

しかしいざとなると意外と難しいことなのではないでしょうか。

相手のことを心の底から信じる…これには、まず〝 自分のことを信じる 〟ことが大切ですね。

〝 人は自分を愛するほどにしか他人を愛せない 〟といいますが、これは愛するということに限

らず、あらゆることに通じていると思います。 そう、〝 人は自分を信じることが出来るほどにし

か、他人を信じることが出来ない 〟のではないでしょうか !

夏休みの夏期講習で大賑わいの塾…小学校高学年用国語のテキストによく登場する太宰治の

「 走れメロス 」 も、信じるということがテーマの小説です。 さて、これを読んで生徒さんたちが

それぞれどのような反応をするのだろうか…♪  楽しみにしている私です。


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心理カウンセラー永倉知佳(ながくらともか)による子育てママのためのセラピー&カウンセリング・魔法の質問講座

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