子ども達には『教育を受ける権利』がある!

私、ここのところ、ある生徒さんのテスト対策で、改めて『 日本国憲法 』 について一緒にお勉強して

います。日本国憲法の3大要件は、『 国民主権 』 『 平和主義 』そして、 『 基本的人権の尊重 』 …。 最近何かと話題になております『 平和主義 』、 第9条の問題ね …。「 テレビや新聞で見聞きする

ことあるでしょう~ ! 」なんていいながら進めておりますが … 。 今日はその事ではなく、『 基本的人権の尊重 』 がらみのお話です。 日本の国民には、〝 公共の福祉に反しない限り 〟 人間らしく生きていくための基本的な自由と

権利が与えられていて、それは侵すことのできない永久の権利として憲法で保障されてます (^_^)v ただ、当然のことながら、権利があれば義務があります。 国民の三大義務とは、『 保護する子女に

普通教育を受けさせる義務 』 『 勤労の義務 』 そして 『 納税の義務 』 です…。

憲法については、色々な解釈論があるでしょうが、それはここでは置いておいて、ちょっと注目して

もらいたいなぁ…と思う事が1点あります。それは、『 教育を受ける権利 』 と、『 教育を受けさせる

義務 』についてです。 鎌倉市の図書館が発信したtwitterが大きな反響を呼んで広く知られるようになり、各報道機関でも

特集が組まれたりしているようですが、長い夏休みが終わって、2学期が始まるこの時期は、18才

以下の子ども達の自殺が突出して多いのです。 〝 不登校 〟という言葉ひとつでは片づけられない、様々な事情を抱えて苦しんでいる子ども達が、 全国で12万人もに及んでいるという事実 …。 これは、憲法が保障しているはずの 『 教育を受ける権利 』 を、子ども達から奪っていることになる

のではないでしょうか。

「 義務教育なんだから学校に行きなさい ! 」 「 学校に行くのが当たり前。それが子どもの義務 ! 」 小中学生に対しては、時おりこんな言葉を耳にしますが…。 これはちょっと違いますよね。 子ども達には 『 教育を受ける権利 』 が与えられているのであって、『 義務 』 は、保護者が、いや

もっと広い意味でいえば、社会が、子ども達に対して負っているものでしょう。 「 学校に行きたくないなんてただのわがまま ! 」  「 自分で勝手に行かないんだから、勝手に

権利を放棄しているだけ!」 こういう考え方の方がたくさんいるという事も事実でしょう …。 でも、学校という組織に適応できなかったり、何がしらの理由で登校することが苦痛になることは、 どんな子どもにだって起きる可能性のあること …。 そう、学校に行かない子ども達には、それぞれ理由や事情があり、それに苦しんでいるのです。 でも、それを両親にも伝えられずにいる子がたくさんいるのです。 「 親に心配をかけたくない。」  「 弱音を吐くなとか、それはただの甘えだと言われる。」 「 そんなこと言っているようでは、まともな大人になれないって思いっきり否定されちゃう…。」 ポツリぽつりと話してくれる言葉に、心が締め付けられます。 そして多くの子は、そんな自分を責めています。 学校に行けない、行きたくない、そんな

自分は、ダメな人間なんだと思っています。 そんな子ども達にとって、夏休みはちょっとホッと出来る時間だったかもしれませんね。

でも、それが終わってしまう …。 そしてまた、学校に行かないことを周りからも責められたり、

自分でも責める日が始まる …。でも行けない理由はなくなっていない … 。そう思うと、心が苦

しくて苦しくて仕方がないでしょう。 でも、そんな時に、まちがっても 「 学校に行くぐらいなら死んでしまった方がいい …。」 なんて思わないでほしいのです !! 子ども達にそんな事を思わせるような世の中であって

欲しくないのです…! 教育の場は学校だけではないですよね。「 学校に行かないなんて…。学校にも行けないなんて、 この子のこれからの人生真っ暗です ! 」そんな風におっしゃる保護者の方もいらっしゃいますが、 それは事実ですか? 推論ですか ? 私たち大人は、学校に行けないこと、行かない子ども達を否定するのではなく、無理やり学校

に行かせようとするのではなく、その子たちが心を乱されることなく教育を受けられる環境や

方法を考え、整え、提供していく、そんな義務を負っているのではないでしょうか。

偉そうなこと言って、それではあなたはいったい何が出来るの、何をしているの、と言われ

ると、今の私には社会を変えるような大きな力があるわけではありません。 縁ありつながることの出来た一人ひとりの心に寄り添い、支え、一緒に考えていく事 … ただそれだけです。

でも、世の中には、同じような思いで活動されている方達がたくさんいます。 そんな一人ひとりの力が合わされば、それはやがて社会を変えていく大きな力になる

という事を、私は固く信じています。

学校が楽しいと思える、それはとても素敵なことですね それは間違いないでしょう。 でも、たとえ学校に行けなかったとしても、人間としてこの世に存在している、その価値は

何も変わらないのですよ。

I love you , becase you are you.〝 あなたがあなたであるから、私はあなたを愛しています。〟 〝 どんなあなたでも愛しています。〟 これは、アメリカの臨床心理学者 カール・ロジャーズ博士

の言葉 。 最後にこの言葉を皆さまの心にお届けします。


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