心を癒すお花の話

四季のある国に暮らしていると、季節ごとに、その姿かたちや色、香りで、私たちを楽しま

せ、元気づけ、癒してくれる草花たちとの出会いに恵まれます。

これは、そんな草花をこよなく愛する私がお届けするメッセージです。

アボリジニの万能薬  ユーカリ

オーストラリア、タスマニア島、ニュージーランド原産の常緑高木のユーカリは、とにかく

成長が早く、大きいものは樹高70~100mにもなります。 種類は500種以上もあり、

葉や花の形や色がそれぞれ違います。

我家の庭にも、〝ポポラス〟〝シルバーダラー〟〝シトリオドラ〟の3種類のユーカリが

ありますが、〝シトリオドラ〟以外は本当に生長がはやく、切っても切っても枝を伸ばす

ので、これならコアラが飼えるのではないかと思うほどです。

花言葉は 「再生」 「思い出」 「記憶」 「慰め」 「永遠の幸せ」 などです。 ユーカリの自生地の

オーストラリアは乾燥気候で、ひんぱんに山火事がおこるのですが、その後に雨が降ると、

まき散らされていた種が発芽し旺盛な生長で森を再生するそうです。 花言葉は、そんなユー

カリのたくましさや連続性を感じさせるものになっていますね。

その生命力の強さや生長の早さから、砂漠化した地域の緑化に使われたり、建築・枕木・電柱

パルプなどの原材料として、広く使われています。

ユーカリといえばコアラですが、500種類以上もあるというなかで、彼らが食べるのはほんの

40種類くらいで、しかも新芽しか食べないのです。  ユーカリには青梅にも含まれている

青酸配糖体という毒素が含まれています。 この毒素の量が種類によって違うことを、コアラ

はちゃんと嗅ぎ分けている…ということのようですよ。

オーストラリアの原住民アボリジニは、昔からユーカリの葉を、伝染病や熱病などの治療薬や

傷の消毒や治療などに、万能薬として利用してきました。 そして、その知恵は私たちにも受け

継がれ、その葉から抽出する精油の清涼感のあるすっきりとした香りとその成分には、殺菌や

抗炎症作用、鎮痛・鎮静作用があり、アロマテラピーの世界で広く使われています。

心に与える作用として有名なのは、集中力を高めるとか、気分をリフレッシュさせるというもので

いよいよ追い込みの時期に入ってきた受験勉強などには、ありがたいものになるのではないで

しょうか。

身体への作用としては、風邪の予防や鼻やのどのコンディションを楽にすることや、凝りや痛み

の緩和など、これまた受験生やその家族にとってのお守りのような精油といえますね。

花は本来は春先に咲くもので、やはりその時期が一番賑やかですが、我が家の庭では真冬

以外はぽつぽつと咲いているのをみかけます。 そしてグングンと大きくなり、放っておくと

ジャングルになりそうなので、惜しげもなくその枝をバチバチと切ってはこんなリースを作って

みたり、束ねてお風呂場につるしてみたり、花瓶にさして飾ってみたりと、一年中その自然の

芳香を楽しんでいます。

受験生相手の仕事もしている私にとっては、これからの季節は、風邪などの感染症から我が

身を守るためにも、生徒さんたちにうつさないためにも、アボリジニの万能薬ユーカリの力を

さらに活用する日々となります。 植物の力とそれを活かしてきた先人の知恵に感謝です。


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