〝心を健康にたもつ〟ということ その9

さて、今回は、〝心を健康にたもつ〟ということについての第9回目、心の不調に気づいた時に、

とりあえずすぐにできるケアの5つ目についてお伝えして参ります。 さて、自分や周りの人たちが心の不調を抱えた時に、あるいはそれに気が付いた時に、それが一

時的なものなのか、それとも病的なところまで進んでしまっているものなのかを、見分けることはとて

も重要です。

〝うつっぽい〟のと〝うつ病〟の違いを説明するのによく言われる話をご紹介します。 それは、あなたに高額の宝くじに当選した、などという一般的にかなり喜ばしいことが起こったとして、 そのときにどう感じるか…です。 落ち込んでいることなど忘れて、その幸運を喜んだとしたら、それは〝うつっぽい〟状態だということで、 時間とともに回復する場合が多いものです。 しかし、それでも気が晴れず、場合によっては 「 自分になど当たって申し訳ない…。」 と、より落ち込

んでしまったりする…となると、〝うつ病〟の可能性が大きくなります。 これは悪化することもあるので、 出来るだけ早く対策を取ることが必要です。

身体の不調に対するのと同じように、心の不調にもなるべく早い段階で対処することが大切です。 いろいろな出来事に落ち込んだり、不安になったりして、〝うつっぽい〟な…と感じることは特別なこ

とではありません。大切なのは、その気持ちを心の中に押し込めない事です。 そんな時に、こんなことでくよくよするなんて…。 こんな自分はダメな人間だ…。 そうやって自分を

責めるのは最悪の対処法といえます。 そこで、第5回目でお伝えしました〝話をする〟の応用編としてカウンセリングを受けてみることをお

勧めします。 ご家族やご友人の中には、心の不調を伝えられたら、何がしらのアドバイスをしなくては! と導こう

としたり、そんなことでクヨクヨしていないで !! と叱咤激励してしまう、そんな方がいるかもしれません。 そこに悪意はまったくなくても、心の状態によっては、それでさらに不調が重くなってしまう事もあります。 ですのでそんな時には、カウンセリングの心得とテクニックを学んだ、心理カウンセラーをぜひ活用して

いただければと思うのです。 もちろん私もそんな一人ではありますが、全国の保健所などでも、電話や面談での心の健康相談を

受け付けています。 重症度や併発している症状などによっては、医療機関での、医師の診療や治

療が必要な場合もありますが、そんなアドバイスも受けられますよ。 〝一人で抱え込まない事〟が何よりも大切なのです。


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