心を癒すお花の話

四季のある国に暮らしていると、季節ごとに、その姿かたちや色、香りで、私たちを楽しま

せ、元気づけ、癒してくれる草花たちとの出会いに恵まれます。

これは、そんな草花をこよなく愛する私がお届けするメッセージです。

クリスマスのステキな脇役 ポインセチア

原産国メキシコでは、〝ノーチェ・ブエナ(聖夜)〟と呼ばれるポインセチア。 実は真っ赤で花びら

のように見えるのは花を守る苞(ほう)で、本当の花はその中心にある黄色い粒状のものです。

17世紀にメキシコに住みつき、ポインセチアと出会ったフランシスコ修道会の宣教師たちは、

その草姿から、キリストの誕生を東方の三賢者に知らせ、彼らをベツレヘムに導いたとされる

〝ベツレヘムの星(クリスマスの星)〟を想像したといわれます。

しかもその赤と緑の葉、樹液の白は、キリストの流した血の色を表す〝赤〟永遠の命や愛

のシンボル、常緑樹を表す〝緑〟、純潔を表す〝白〟のクリスマスカラーそのものでした。

そこから、クリスマスの生誕祭の行列に使われるようになったといわれています。

また、ヨーロッパでは古くから〝赤〟には魔よけの力があると信じられていました。 窓辺などに

赤いゼラニウムが飾ってある光景をよく見かけるかと思いますが、それも、ゼラニウムが持ってい

る虫よけ効果とともに、魔よけの意味もあるのです。

ですので、クリスマスにも〝赤〟を飾る習慣がありましたが、ちょうどこの季節に赤く色づくポイン

セチアがそれにピッタリだった…ということで、世界中に普及していったのです。

〝ポインセチア〟という名は、自生していたこの植物を園芸用に改良し、本国に持ち帰った

優れた植物学者でアメリカの初代メキシコ公使でもあったJ.R.Poinsett にちなんでつけられ

ました。

日本には明治時代中期に持ち込まれ、大酒飲みで赤ら顔の伝説上の動物〝ショウショウ〟

に似ているという事で、〝ショウショウボク〟と呼ばれたそうですが…なんだか今の私たちがこの

植物に寄せる気持ちとは全く違っていて…思わず苦笑してしまいますね。

最近では赤に限らず白や、ピンクの葉色のプリンセチアも出回り、クリスマスシーズンを彩る大切

な脇役としてますます大活躍です。 花言葉も、赤は 「 祝福 」 「聖夜 」「 聖なる願い 」

「 私の心は燃えている 」、白は 「 幸運を祈る 」「 慕われる人 」 、ピンクは「 思いやり 」

「 清純 」 など、その色のイメージを伝えるものとなっていますね。

ポインセチアも短日植物で、日照時間が短くなると花が咲き、葉も色づきます。 ですので

我が家でも秋口から、夕方からは日光はもちろんですが、照明も当たらないところにおいて

管理します。 そして、なんだかんだで5年越しのポインセチアを楽しんでいますよ!

また、日本では寒い季節に出回るのですが、本来は寒さに弱い常緑性の低木です。強い

寒さに会うと枯れてしまいますので、露地植えはなかなか難しいですね。  

といったそばからなのですが…。 これは宮崎県の堀切峠の沿道に植えられているポインセチ

アの写真です。 5万本のポインセチアが、明るい日南の陽射しと潮風を受けて、青い海に

映えるこの景色…野趣といいますか、もともと持っているたくましさにあふれていますね。

ぜひとも一度は訪ねてみたい…そんな風景がまた一つ増えた私です(^^♪


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