心を癒すお花の話

四季のある国に暮らしていると、季節ごとに、その姿かたちや色、香りで、私たちを楽しま

せ、元気づけ、癒してくれる草花たちとの出会いに恵まれます。

これは、そんな草花をこよなく愛する私がお届けするメッセージです。

しとやかに匂いたつ  におい桜

紅茶の産地としても知られる、インド北東アッサム地方の標高2000メートル前後の高

山が原産地のにおい桜。 夏が冷涼で冬は暖かい環境で培われたDNAのためか、暑さ

にも寒さにも弱く、コンテナや鉢植え栽培が一般的で、しかも少々育てるのに手がかかる

植物です。

日本に輸入されるようになったのは1970年代と、私たちにとっては比較的新しい植物で

す。 その美しい、濃緑色で20センチ前後の葉には、裏面に綿毛が生えています。 また、

ふっくらとした球形の蕾はなんとも可愛らしく、細い筒を持った3~4センチの花は〝桜〟

という名がつけられていることからも分かるように、先端が5つに分かれた5弁花です。

桜よりもぽってりとした、薄いピンクや白の花が枝いっぱいに咲き、冬の鉢花の中で随一と

もいえる、なんとも素晴らしい、うっとりするような芳香を放ちます。 優しく、甘く、上品に、

しとやかに匂い立つその芳香と花姿から、「 優美な人 」 「 しとやか 」 「 匂いたつ魅力 」

そして 「 清純な心 」 という花言葉がつけられています。

におい桜の花は、桜のようにぱっと咲いてパッと散る、という事はなく、ゆっくりと順々に開いて

いきます。 そして、花の少ない11月~1月ごろに、花もちもよく、約1か月ぐらい楽しむこと

が出来ますので、この時期にはとても貴重な花とも言えるのです。

私には、この花の可愛らしい姿としとやかな芳香に、迷子になったように心細かった日々か

ら救ってもらった…そんな思い出があります。 春の桜のような繊細さとはかなさ、潔さでは

なく、こんもりと丸い優しさ、そして香り…主張することなくただそっと見守ってくれているよう

なこの花に、どれだけ心癒されたことか…。 

今もこの花を見ると、当時のことを思い出します。 でも、今は、それも私の人生の大切な

1ページだったと受け止めることが出来ます。 そして、今もこのにおい桜は、その姿と香りで

私の心を癒してくれる、優しいやさしい存在であり続けています。


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心理カウンセラー永倉知佳(ながくらともか)による子育てママのためのセラピー&カウンセリング・魔法の質問講座

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