〝母親〟なら子育てが出来て当たり前!?

1月の末にNHKで放送された〝ママたちが非常事態!?〟という番組は、私に新しい

情報を与えてくれたとともに、自分の子育てを振りかえり、思わず苦笑いしてしまう、 そんな時間もプレゼントしてくれました。 そうなんです、今となっては、あんなに悩んだことも苦しんだことも、苦笑いに包まれた、 ほろ苦くも懐かしい思い出でしかありません。

では、当時の私を悩ませ、苦しめた原因はいったいなんだったのでしょうか? その要因は

いくつかあるとは思うのですが、一番大きかったのは〝母親なら子育てが出来てあたりまえ〟

という思い込みだったと思います。 自分の妊娠を知った私は、いわゆる母親教室などに通ったり、育児書を読んだりして、母

親になるための〝知識〟を身に着けていきました。 そして、それによって、子育てとは、子どもの成長とはこういうもの!という理想像が出来上

がっていきました。 しかも周りの諸先輩たちからは、〝みんなが当たり前にしてきたこと!〟〝母親というのは

そういうもの!!〟という言葉をいただき、それが出来ない私は想像すら出来なかったので

す…。

しかし、そんな私に全く欠如していたのが、赤ちゃんにふれるという経験、子育てを間近

に見るという経験でした。 テレビの番組では、育児体験の前後では、同じ赤ちゃんの泣き声にでも、脳が違う反応

をするということを未婚の女子大生を被験者にした実験で示していました。 どうやら〝母性〟というものは女性ならばあたりまえに働くものではなく、小さな子どもとの

色々な体験をする中でスイッチが入り、自分が妊娠・出産することによって本格的に活動

を始める…そんなもののようですね。

いくら知識を蓄えても、出産前に赤ちゃんと触れ合う機会がないまま母親になったのだっ

たら、それは戸惑うことばかりでも致し方ないことなのですね。 赤ちゃんを産んだら、それで自動的に〝子育てができる母親〟になれるわけではないの

です。 赤ちゃんの誕生と一緒に、なりたてホヤホヤの〝新人ママ〟も生まれます。 そして、赤ちゃんとともに母親も母親として成長していく…。 そうです、そうして娘とともに成長しながら、私もどうやら少しずつ〝母親〟になっていった

のです。 初めからなんでもそつなく出来なくてもしょうがない、それでごく普通だということです。 そし

てだからこそ、その悩みや苦しみ、不安などを話せる相手、助けを求められる相手が必要

なのですね。 微力ではありますが、私もそんな人間の一人としてお役に立てればなぁ…と思っていますよ。


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