子育てに不安や孤独を感じるのもわけがある

またまたNHKでの特集番組〝ママたちが非常事態!?〟からのお話になります。 またですか、とおっしゃらずにお付き合いいただけると嬉しいです。 この番組の冒頭で、出産をきっかけとした〝うつ〟の発生は一般的な〝うつ〟の発生の約5倍、 ママ達の約70%が子育てで孤立を感じている…。 こんなデーターが示されていました。

実はこれにも、人類が700万年という、長い年月をかけて作り上げてきた、脳や身体の不思議な

仕組みの数々によるものなのです。 妊娠中に母親の体内で大量に分泌されてきた女性ホルモンの一つ エストロゲンが出産を契機に

急激に減少します。 このホルモン分泌の大変動こそが出産後に多くの母親たちが襲われる孤独

や不安そして〝産後うつ〟の原因となっています。 では、こんな迷惑な仕組みが、いったいどうして作り上げられてきたのでしょうか?その答えも、今か

ら約700万年前、人類がチンパンジーなどと分かれて進化の道を歩み始めた時にさかのぼることか

らみつけられるといいます。

チンパンジーは子どもが生まれると、5年間はその子につきっきりで子育てをします。ですので、出産

も最短で5年に一度なのですね。  それに対して人間は、進化の過程で、毎年でも子どもを産む

ことが出来る身体の仕組みを手に入れ、たくさんの子孫を残し、今日あるように繁栄することが出来

るようになったのです。

しかし、この〝多産〟を可能にするには、育児をしながらでも次々と出産できるという社会の仕組み

が必要なのです。 こうして、太古の人類たちが作りだした育児スタイルが〝共同養育〟というもの

です。 自分の子も、他人の子も、それは、コミュニティという単位での〝家族〟として必要な時は預

けあえる…というものです。エストロゲンの急激な減少で、出産後の母親たちが不安や孤独を感じる

のも、この〝共同養育〟を促すためなのではないか…、と言われています。

しかしです、現実の子育ての環境をみると、なかなかこの〝共同養育〟がままならない…そんな現実

がありますよね (><;)  本能的な欲求が満たされない…。 これが母親たちを苦しめている大きな

要因の一つなのですね。 というところで…少々長くなりますので、そのあたりのお話はまた次回ということにさせていただきます。


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