心を癒すお花の話

四季のある国に暮らしていると、季節ごとに、その姿かたちや色、香りで、私たちを楽しま

せ、元気づけ、癒してくれる草花たちとの出会いに恵まれます。

これは、そんな草花をこよなく愛する私がお届けするメッセージです。

春を謳歌するがごとく大きく花開く  木蓮(モクレン)

春の訪れを告げる花たちが次々に花開き咲き誇る中で、枝先にひときわ大きな花を咲かせ

るモクレン。 この花の仲間、マグノリア属は、今から約1億年以上前からその姿形を変えて

いないことが、恐竜時代の地層から発掘される化石から知られています。

地球上で最古の花木と呼ばれているモクレン…ということは、恐竜たちもこの花を眺め、そし

て食べていた…ということなのでしょうか!

園芸上モクレンとは、花が落ち着いた濃いめの紫色で、別名〝紫木蓮〟と呼ばれる高さ3メートル

ほどの樹木のことですが、同じ仲間で高さ15メートルほどにもなり、白い花を咲かせる〝白木蓮〟

もモクレンと呼ばれることが多いですね。 このハクモクレンには芳香があり、香水の材料として使わ

れることもあります。

また、モクレンとハクモクレンの雑種は〝更紗木蓮(サラサモクレン)〟と呼ばれ、樹高は6~10m

ほどで、花の形はハクモクレンのように丸く、花の色はピンクが基本です。 花の咲く時期も微妙に

ズレていて、ハクモクレン→サラサモクレン→モクレンの順に盛りを迎えます。

モクレンの原産地は中国南西部で、外側が濃いめの紫、内側は白と、そのコントラストが美しい

大きな花を、葉っぱが出てくる少し前に咲かせます。 欧米では、椿類、つつじ類とともに3大花木

とされていますが、花が咲いてから散るまでが、3~4日と非常に短いのも特徴の一つです。

さて、このモクレンは、方向を知らせてくれる〝方向指標植物〟といわれるものの一つで、そのつぼ

みは、とんがったほうがすべて〝北〟を指します。 古い時代の旅人たちは、こうした植物や星、太

陽の位置などの自然の仕組みを知り、方角を確認していたのですね。

花言葉は 「自然への愛」 「崇高」 「持続性」 。 春の花々が咲き競うこの季節に、暖かな春の

陽射しと青空をめいっぱい楽しむがごとく、すっと上を向いて大きく花開く姿や、1万年という月日

を乗り越えて生き続けてきたたくましさ…そんなモクレンにピッタリですね。

花姿はあくまでも優美でしとやかなモクレンの、内に秘められたはるかな歴史と自然の力、先人の

知恵…そんなことに思いを寄せる春の時間を、静かに楽しむ私です。


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心理カウンセラー永倉知佳(ながくらともか)による子育てママのためのセラピー&カウンセリング・魔法の質問講座

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