心を癒すお花の話

四季のある国に暮らしていると、季節ごとに、その姿かたちや色、香りで、私たちを楽しま

せ、元気づけ、癒してくれる草花たちとの出会いに恵まれます。

これは、そんな草花をこよなく愛する私がお届けするメッセージです。

〝万能の薬箱〟 エルダーフラワー(西洋ニワトコ)

西洋ニワトコは、樹高2~10メートルほどになるスイカズラ科の落葉樹です。 葉は卵

型で縁にギザギザがあり、初夏には、甘くさわやかなマスカットのような香りを漂わせる

小さな白い花をたくさんつけます。

この花はハーブティーやシロップなどに、また、花の後に結実する真っ黒な実もジャム

などに加工され、その多くの薬効から〝万能の薬箱〟と呼ばれています。

原産地のヨーロッパや北アフリカでは石器時代から食料として利用され、古代エジプト

やギリシャ・ローマ時代には、既にこの薬効が利用されていたそうで、人間とかかわる

歴史の古い植物の一つですね。

エルダーフラワーは、体の中をきれいにして、気持ちを落ち着けてくれるハーブです。

豊富に含まれるフラボノイドやクロロゲン酸といったポリフェノール成分によって、発汗や

利尿作用があり、また、ケルセチンというフラボノイドの強力な抗酸化作用により、風邪の

初期症状や花粉症などのアレルギー症状の緩和にも有効とされます。

さらに、この香り成分などにもリラックス効果があり、夜眠る前にこのハーブティーを飲む

とぐっすり眠れるとして、つわりや気持ちの高ぶりなどでうまく寝付けない妊婦さんにも

お勧めです。

また、この木には悪いものを遠ざける力があるとされ、その枝で十字架を作ったとか、魔女

の箒を作ったとかの言い伝えがあります。

日本でも、本州から南の地域に自生している〝接骨木(ニワトコ)〟には魔除けの効果があ

るとされ、お正月飾りに使われたそうです。 また、若葉を天ぷらにして食べたり、赤く実る果

実を焼酎に漬けて果実酒にしたりして利用したりもするそうですよ。

さて、〝ニワトコ〟というと、〝ニワトコの杖〟を思い出すのは私だけではないでしょう。

J.K.ローリングさんによる、かの有名な『 ハリーポッター』のお話に出てくる〝死の秘宝〟

の一つです。 〝蘇りの石〟〝透明マント〟と一緒に所持すれば、〝死〟を制する者に

なれる史上最強の杖です。

ハーブやアロマテラピーの先進国であるイギリスで生まれたこのお話には、様々な植物た

ちの力についての記述が多いのですが、〝ニワトコの杖〟もこの木にまつわるエピソード

がベースになっているのですね。

エルダーフラワーの花言葉は 「思いやり」 「愛らしさ」 「熱心」 「哀れみ」 「苦しみを癒す」

そして 「熱狂」 などです。 どれもこの花姿や薬効などに由来するもので、なるほどと思う

ものばかりですね。

魔女に憧れている私にとって、西洋ニワトコの木、そしてその花はある意味特別な存在の

植物です。 まだ現物を見たことがないので、出来たらイギリス辺りで、自分で収穫した

花でハーブティーを淹れていただきながら、その枝を削り、箒の柄など作れたら…と想像

の翼が果てしなく広がる私です。 


Featured Posts
Recent Posts
No tags yet.
Search By Tags

© 2015

心理カウンセラー永倉知佳(ながくらともか)による子育てママのためのセラピー&カウンセリング・魔法の質問講座

神奈川県・湘南・鎌倉・藤沢・茅ケ崎・平塚・大磯・二宮・小田原